
From:三原成寛
9月30日~10月1日、沖縄から東北にかけて記録的な暴風暴雨による台風24号が発生しました。
木が折れて倒れたり、店舗の塀(へい)や看板が壊れたり、建物の屋根が飛ぶなど、さまざまな傷あとを残して去っていきましたね。わたしが住んでいる茨城県でも、多数の被害が出ました。
自然界の大いなる力を目の前にすると、人間の無力さをまじまじと感じさせられます。
実はこの災害の中には、自然界が災いをもたらす自然災害だけではなく、人が災いをもたらす人為的災害もあります。
今回の台風24号の最中、東京都大田区の商店街で連続して現金が盗まれるという連続侵入窃盗事件が発生しました。被害にあったのは、麻雀店、飲食店、学習塾、会社の事務所などを含め、被害総額は数十万円にのぼると報道されていました。
『お店でしょ?うちはお店じゃないから関係ないわ』
なんてことは思わないでくださいね(・_・;)
たまたま店舗が狙われただけであって、住宅でも被害にあう可能性は大いにあります。
なぜ被害が起きてしまったのか?
ではなぜ、外に立っているだけでも大変な状況で、被害が起きてしまったのか?
実は、あの暴風暴雨だからこそ犯人は
『よし、この日が絶好のチャンスだな』
と犯行に移しやすかったんです。
それには、ふたつの理由があります。
【ひとつ目の理由】
記録的な暴風暴雨の台風ということもあり、多くの人は早めに帰宅したため商店街には人通りが大幅に少なくなりました。そのため、犯人はちょっと裏に入ればさらに人に見られることもなく、堂々と犯行に及ぶことができた。
【ふたつ目の理由】
暴風暴雨の『ザーッ!』や『ゴーッ!』という音を利用し、侵入するときの窓を割る音を消すことができ、周囲の人に気づかれにくかった。
今回、報道されていた麻雀店も、通りから少し入った敷地奥のトイレの窓を割られ、現金数千円を盗まれていました。
台風の風や雨の音を逆手にとった、なんとも卑劣(ひれつ)な犯行です。
でも実は、台風に限らず、この音を利用した侵入窃盗被害は他にもたくさんあるんです。
線路を走る電車の音、空港近くを飛ぶ飛行機の音、幹線道路を走るトラックの音など、大きな音を利用して泥棒たちは住宅や店舗に侵入してきます。
今すぐできる防犯対策
もうすぐ、台風25号が近づいてきます。
あなたも同じような被害にあわないために、今すぐできる防犯対策をアドバイスします。
【店舗の対策】
- 窓や入口の戸締り(施錠)をしっかりしておく
- 金庫を空(から)にし、金庫の扉は開けたままにしておく
- 現金はお店に置いたままにしておかない
- 閉店後も電気はつけたままにしておく
【住宅の対策】
- 窓や玄関ドアの戸締り(施錠)をしっかりしておく
- 窓に補助錠をつける
- 家にいるときはシャッター・雨戸を閉め、その鍵も掛けておく
- 出かけるときは電気をつけたままにしておく
できれば、セキュリティシステムや防犯ガラスにするなど、時間をかけさせ、あきらめさせるなどの対策をしたほうがいいですが、台風25号も近づいているので、あなたも同じような被害にあわないためにも、すぐに出来る対策をして頂きたいです。
あなたは、
いつ防犯意識を高めますか?
来週でしょうか?
それとも明日から?
あるいは、、、今日?
『タメスマ』では、
防犯に関する悩みや不安の相談を、
いつでも受け付けております。
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