照明の使いかたで、子どもの脳に影響を与える!?

From:三原成寛

 

子どもの無邪気な笑顔を見ていると、日ごろの疲れなんていうのは、あっという間に吹っ飛んじゃいますよね♪

私自身も、2人の息子を持つ2児の父。うちはもう、高校2年生と中学3年生なので無邪気さはだんだんと薄れ、たまに生意気なことを言いますが(笑)

でも、やはり子どもの笑顔や発言、発想なんかを聞いているとなんだかほっこりしてきます(^^)

 

ところであなたは、子ども部屋の照明の色や明るさ、ちゃんと気にしていますか?

 

今回の記事は、少し視点を変えて子どもの成長に影響する照明器具の重要性についてお話していきたいと思います。実は、照明を気にすることで防犯に役立つアイデアもあるので最後まで読んでもらえると幸いです♪

 

生活シーンによって照明の色を変える

私が注文住宅の打ち合わせに関わっていたころ、ほとんどの方が間取りや外観、インテリアや設備などに気を付けてても

『一番安いシーリングライトでいいです』

『ネットで見つけた、かわいい照明をつけます』

と、子ども部屋の照明の色についてあまり気にしている人が少なかったです。

 

しかも、住宅建築に関わる営業マンでさえ照明の重要性を気にしないどころか、その知識を知らない人も多いんです。子ども部屋の照明、けっこう大事で子どもの成長には重要な要素なんです。

 

最初に答えを言いますね。

  • 勉強するときの照明は、青白い光の昼白色
  • 夜寝る前の照明は、オレンジ色の電球色

これを、オススメします。

 

これを意識し、生活シーンによって照明の色を切りかえましょう。

 

実は、子どもだけじゃなく私たち大人も同じく大事なんです。ではなぜ、生活シーンによって照明の色を変える必要があるのでしょうか。

実は、人間の体に秘密が隠されていました。

 

睡眠不足の原因はメラトニン不足

メラトニンって言葉、なんとなく聞いたことありませんか?

メラトニンとは眠りを誘う『睡眠ホルモン』の一種です。

睡眠ホルモンの一種である『メラトニン』を増やすには『セロトニン』『トリプトファン』などが深く関係してきますが、かなり専門的な話になってきますので、ここでは割愛させてもらいますね。

※メラトニンついて詳しく知りたい方は、本文末尾で案内します。

 

メラトニン不足は睡眠不足になったり、うつ病の主要な原因であったりストレスにつながっているとも言われています。

また、睡眠不足によって子供の成長に必要な成長ホルモンが低下し、すくすく育つ子どもたちの成長に様ざまな影響を及ぼします。

 

メラトニンは脳内で分泌され、朝起きてからおよそ15~16時間後の夜間に最大量になります。

ここに、ヒントが隠されています。

 

人間の脳内では、

  • 日中の青白い光を昼
  • 夕方のオレンジ色の光を夜

と認識しています。

【画像提供】パナソニック・エコソリューションズ(画像をクリックすると拡大されます)

つまり脳内では

  • 昼の明るさを再現した昼白色の照明は昼
  • 夜の明るさを再現した電球色の照明は夜

と認識しています。

 

あなたも経験ありませんか?

オレンジ色の電球色の下で読書や勉強をしていると、数ページ読んだだけで眠くなること(*_*)

それは、あなたの意志に関わらず脳内は夜と認識し、睡眠の準備をしているからなんです。

読書や勉強に集中するために、昼白色の照明は効果的ですが、睡眠直前まで昼白色を浴びているとメラトニンの分泌が低下します。

 

さらに、脳は昼から夜へとすぐにスイッチが切り替わりません。

 

脳は数時間、昼から夜へとすぐに切り替わらないため、夜、ふとんをかぶって体は寝ていても、あなたの意志に関わらず脳内は昼なので睡眠不足を引き起こすことになります。

特にスマホやパソコン、テレビなど電子機器からでる光にはブルーライトという脳を覚醒させる光が含まれているため、寝る直前までまぶしい光を目から浴びることはご法度と言ってもいいぐらいです。

最近は、スマホゲームなどを夜遅くまで遊ばせている親も増えてきてますが・・・

本当にやめたほうがいいです。。。

 

成長過程にある子どもにそうしたことを気にせずさせていると、どのような子どもに育ってしまうか。

  • 睡眠不足により成長ホルモンの低下
  • 自律神経が乱れ落ち着かなくなる
  • 集中力がなく学力低下につながる
  • イライラしたりキレやすくなる

など、、、
他にもさまざまな原因を引きおこします。

 

便利な切り替え型照明がオススメ

私の自宅の書斎もそうですが、生活シーンによって照明の明るさや色を切り替えできるようにしています。

書斎が主寝室と隣接しているため、仕事や勉強をするときは昼白色に、寝る1時間前には電球色への切り替えが、壁にあるスイッチやスマホなどでワンタッチでできるようにしています。

 

今は、ダウンライトでもシーリングライトでも、その機能を備えた照明器具があります。

また、指定した時間に照明がつくタイマー機能付きリモコンを追加すれば家にいなくても在宅を思わせるようにでき防犯対策にもつながります。

 

タイマー機能付きリモコンの費用も、3000円台~とお手頃な値段です。

 

調光(明るさ)・調色(色)など、明るさの切り替えができる照明器具も1万円台~お求めできますので、子ども部屋にもかなりオススメですよ♪

新築時や引っ越しするときなど、子ども部屋の照明器具だけでなく主寝室やその他の部屋も、ぜひ気にしてみてはどうでしょうか?

もちろん、そのタイミングじゃなくても今すぐ実行に移すのもいいですね(^^)/

 

まとめ

  • 生活シーンによって、照明の明るさや色を切り替える
  • 読書や勉強するときの照明は、青白い光の昼白色の照明
  • 夜寝る1時間前の照明は、オレンジ色の電球色の照明
  • 寝る直前まで昼白色の照明を浴びない
  • 子どもには、夜遅くまでのスマホゲームなどは控える

 

PS
本文でお伝えしたメラトニンについて詳しく知りたい方はメラトニンとはをクリック!
【快適.Life】さんのサイトより

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